ステは捨ての意であろう。上方の講談は、昼席は前座、中座を使って真打がトリをとる形式であるが、夜席は真打一人で高座をつとめる。最初の一席が一時間、あと二席で一時間半、合計二時間半程度。中入り制度もなく、一席終了ごとにかき餅を細かく割ったものを湯呑みに入れて、かき餅茶などを売る。
最初の一席は、お客がくいつくような得意ネタを演ずるが、お客が寄ってくる間に二十分程度の軽いネタをやる。これをステと言う。荒木又右衛門や荒川熊太郎というような武勇伝が多い。
ステは捨ての意であろう。上方の講談は、昼席は前座、中座を使って真打がトリをとる形式であるが、夜席は真打一人で高座をつとめる。最初の一席が一時間、あと二席で一時間半、合計二時間半程度。中入り制度もなく、一席終了ごとにかき餅を細かく割ったものを湯呑みに入れて、かき餅茶などを売る。
最初の一席は、お客がくいつくような得意ネタを演ずるが、お客が寄ってくる間に二十分程度の軽いネタをやる。これをステと言う。荒木又右衛門や荒川熊太郎というような武勇伝が多い。